
青空の下、緑の丘を見上げると、長いポールの先にちょこんと乗った小さな木製の鳥小屋たちが、風に吹かれて気持ちよさそうに揺れています。ここは、韓国のソウルにあるハヌル公園(空公園)。大都市ソウルの中心部からすぐの場所にあるとは思えないほど、のんびりとした空気が流れる人気のスポットです。
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実はここ、昔は巨大なゴミの山だった
今でこそ豊かな緑に覆われていますが、この丘は1990年代までソウルの巨大なゴミ廃棄場でした。高度経済成長期に集まった大量のゴミが積み上げられ、一時は環境汚染の象徴とされていたのです。しかし、2000年代初頭に大規模な環境再生プロジェクトが実施され、土壌を浄化して美しいエコロジー公園へと生まれ変わりました。現在は環境に優しい風力発電の風車も回っています。
ただ風の音だけが聞こえる、静かで広い空の下
丘の上に一歩足を踏み入れると、周りのビル群がすっぽりと隠れ、広い空が目の前に広がります。聞こえてくるのは、風が草を揺らす音と時折さえずる鳥の声だけ。原っぱのあちこちに立っているレトロな木製の鳥小屋が、なんとも言えない素朴で可愛いアクセントになっていて、歩いているだけで心がすっきりと軽くなります。
草原の上にぽつぽつと浮かぶ小さな木のお家
この可愛らしい鳥小屋たちは、ただの飾りではありません。かつてのゴミの山を自然の森へと戻す過程で、鳥たちに再び戻ってきてもらうために設置されたものです。空に向かってまっすぐ伸びる細い柱と木製ハウスが、写真を撮るのにも最高の背景になってくれます。
空へと続いているような291段の木製階段
丘のふもとから頂上を目指すルートには、大きな木製の階段があります。一段ずつ登るにつれて、背後に流れる漢江(ハンガン)やソウルの街並みがどんどん広く見渡せるようになっていくのが爽快です。良い運動になるので、のんびり景色を眺めながら登ってみてください。
おすすめの訪問タイミング
夕暮れ時の1時間ほど前に到着するのが一番おすすめです。傾きかけた太陽の光が丘全体の草を黄金色に照らし出し、とてもロマンチックな光景になります。展望デッキから漢江の向こうに沈む夕日を眺めてから戻るとちょうど良いでしょう。夏場は日陰がほとんどないので、日中の暑い時間は避けるのが無難です。
気候とベストシーズン
ソウルの夏(6月〜8月)は気温が平均 23°C〜30°C まで上がり蒸し暑く、冬(12月〜2月)は -6°C〜5°C と非常に寒く乾燥します。ベストシーズンは、気候が穏やかで爽やかな秋の 9月〜11月(平均気温 8°C〜20°C)です。特に10月は「ススキ祭り」が開催され、丘全体が銀色やピンク色に染まる最も美しい時期を迎えます。
Traveler’s Memo
Access
ソウル地下鉄6号線の ワールドカップ競技場駅 の 1番出口(基本運賃は約 1,400 KRW)から歩いて約10分で公園の入口に着きます。そこから丘の頂上へは、291段の木製階段(ハヌル階段) を徒歩で登るか(約15分)、かわいい電動トラム「メンコンイ列車」に乗る方法(約5分)があります。
Budget
ハヌル公園への入場は 無料 です。頂上行きの電動トラムを利用する場合の乗車券は、大人の片道が 2,000 KRW、往復が 3,000 KRW です。なお、韓国ではチップの習慣はありません。
Recommended Gourmet
すぐ隣の麻浦(マポ)区エリアへ行けば、人気の タッカルビ や ビビンバ を提供する食堂がたくさんあります。また、地下鉄駅直結のスーパー「ホームプラス」でカップラーメンやスナックを買い、公園内にあるコンビニの屋外テーブルにあるお湯を使って、ピクニック気分で食べるのもローカルらしくて楽しい体験です。
Nearby Spots
- ソウルワールドカップ競技場:2002年日韓W杯の会場。内部に大きなスーパーマーケットや映画館、ショッピングモールが入っています。
- ノウル公園(夕日公園):ハヌル公園の隣にある丘で、美しいキャンプ場や彫刻アートが展示されている静かな公園です。
- メタセコイアの道:ハヌル公園のふもとにある、背の高いメタセコイアの木が美しく立ち並ぶ静かな散歩道です。
FAQ
ハヌル公園の頂上に行くにはどれくらい歩きますか?
ふもとから291段ある木製のハヌル階段を登ると、約15分で頂上に到着します。歩きたくない場合は、5分で着く有料の電動トラムもあります。
公園の入場料はかかりますか?
公園への入場は誰でも無料です。ただし、ふもとから頂上まで走っている電動トラム(メンコンイ列車)に乗る場合は有料となります。
ハヌル公園に行くおすすめの時期はいつですか?
最もおすすめなのは10月です。ススキ祭りが開催され、丘一面がピンクやシルバーの穂に包まれる素晴らしい景色が見られます。



